トレーニングの流れ

シナジリティトレーニングは、ウォームアップから始まり、姿勢・バランス感覚・体幹・ジャンプ・ステップ・コーディネーション・ストレッチなど、体の隅々まで使った動きを60~90分かけて行います。じっくりと体と向き合う時間でもあります。年齢や競技によって内容や負荷を調整し、音楽に合わせて体を動かしますので、小学生でも楽しく続けることができます。

シナトレは、1回のトレーニングに60~75分をかけて、じっくり5つの能力を同時に高めていくプログラムです。どれか一つだけを取り出して強化するのではなく、身体全体を動かしながら感覚を磨き、自分の身体を自在にコントロールできるようにしていきます。選手たちそれぞれの年齢や筋力、骨格に合わせて、強度や内容を調節しながら進めていきます。

① 身体を温めるウォームアップ
(10~15分)

腹筋や背筋など様々な大きな筋肉を使った筋力トレーニングを行い、少し汗ばむくらい身体全体を温め、ストレッチができる状態にします。
■基礎運動能力アップ
 ・足の裏感覚トレ
 ・体幹筋トレ(腹筋・背筋・腸腰筋など)

② 身体を自由にする動的ストレッチ
(10分程度)

筋肉や筋膜を温めて伸縮しやすい状態にした後、正しいストレッチを行い股関節の可動域を高めます。身体の構造を学び、どこの関節を動かしているかを理解した上で、自由に動かせる状態にします。
■ストレッチ(股関節・背中・膝裏)

③ 体軸を維持する体幹筋群トレーニング
(20~25分)

自由になった身体をコントロールするための体幹筋を鍛え、正しい姿勢がどういう状態かを理解し、常に体軸を保てるようにします。年齢や骨格・筋力などによって、筋トレの強度は調整します。
■下肢コントロール
■姿勢と重心
 ・足先とバランス感覚(足指・足底筋)
 ・姿勢と股関節の動かし方(内転筋・大臀筋)
 ・脚のコントロール(内転筋・大臀筋・腸腰筋)

④ 身体を上手く使うコーディネーション
(15~20分)

正しい姿勢を維持しながら、これまでトレーニングしてきた体幹筋群をどのように使って動くのか、様々な種類のジャンプやステップワークを行いながら、効率の良い身体の使い方や身のこなしを身に付けます。

⑤ ジャンプ&ステップ

■ジャンプ各種(両脚・片脚、回転・移動など)
■ステップ各種(速度・回転・移動など)
■コーディネーション(身体コントロール・空間認知)

⑥ クールダウンとストレッチ

■体軸バランスコントロール
■トータルストレッチ